冬の小細工
 寒くなってきたので、屋外での長い作業は、ちょっと厳しいです。
 ので、思いつくまま、のんびり作業です。

2005.11.27
その1 気持ち後方荷重に

 なるべく後輪に荷重をかけたいけど、
 重くもしたくないし・・・、本気の人は、エンジンを
 ズラすそうですが・・・(^^;

 で、運転者が後ろに下がることに
 既にラリーハンドルとアダプターで8cm後ろに下げて
 いますが、最大あと5cm後方に移動できるスペースが
 あります!

その2 なるべくICのコアを通ってね

 温度計がないし、冷却の実力は、はっきり分から
 なかったりしますが、隙間を抜けていく空気も
 多そうな気がします。
 
 なので、ボンネットオープナーから入った空気を
 できるだけICコアに導くため、エアガイドを
 作ってみましょう〜
 
その3 キャパシターは大丈夫かな。

長期使用したコンピューター(CP)のキャパシタからの液漏れ
トラブルを耳にしたりします。

暑い車中で13回も夏を迎えているので、液漏れしなくても
寿命が尽きても不思議じゃ、なさそう〜
予備のCPをGetし、その辺りを確認してみることに
します。

中古部品屋で、新品より少し安い
2kで売られている5cmボスを発見

子供の工作用紙で型紙を

CP到着(左)、右σ(^^)のカプチーノ
ラベルの品番は同じなのですが、赤の下線の
番号が違っていました。
ちなみに、σ(--)は、車体番号が2000番代

クラッチに足が届かなくなるので、下駄を!
買う(6-7k)と高いので、作る。
2cm厚のゴム¥250(10cm角)

1mmアルミ(\500)で上側を
側面の傾斜角度は現物確認で用紙にマーク

中古CP 安目の6k
ゴミの入らない構造ですね、ピカピカ
電解コンデンサーは、意外と少なく2個。
ミッドシップ軽は6個とか。
コンデンサーメーカーも違いました。

ペダルサイズ4x6cmを切出し
ゴム系接着剤で貼り、シャコ万で一晩

側面をカッター抜き
上奥行き5cm、下7cm

σ(^^)のCP
何と、CPUの番号が違う!(黄色の○)
青丸の抵抗も違いました。
赤丸が対象の電解コンデンサーです。


ペダルに穴を開け、スクリューで固定する予定
クロモリも考えたけど、取敢えず高さの低いトラスステンに
6x50mm(\120)。3mmゴムに穴を開け、3枚貼り合せ
ポンチ10mm(\100)。合計\480でした。

上側を3箇所カットし、
ICの傾斜に合わせて、曲げる
ステー用の「のりしろ」は2cm
日本ケミコン製でした。
 SM 50WV 10μF  標準シリーズ
 SXE 63WV 47μF  低Zシリーズ
両グレードとも廃盤になっていました。

SMはカタログを入手できないので、SMEを参考にすると、
85℃2000時間で、容量-20%を保証していました。
SXEは、105℃2000時間保証ですが、8φ以下なので、
時間は半分の1000時間で-20%でした。

アレニウスプロットで、30℃に換算すると、
SMEで、11年。SXEで22年で保証の容量減になり
ますが、リップル電流による自己発熱に加え、発熱し
そうな素子と密閉容器の組み合せでは、もっと、
悪い環境で作動しているような気がしませんか?

ゴムにスクリューを通すのが大変
電動ドライバはトルクオーバーになるので、
ドライバで手作業(^^;;
強力両面テープで貼り合せて完成〜 11下

こんな角度
これで、ガイド上側ほぼ水平
11下

秋葉原のラジオセンターを回ってみるが、
SXEに相当する低Z品は見当らず。
PC用の低圧ならありましたが・・・、
仕方がないので、KMGの当該品を購入
50WV 10μF ¥30
 63WV 47μF ¥60


少しは、後ろ荷重になったかなぁ
シートは目一杯、後退しました。
ノーマルのステアリング位置から+130mm
ゴムをクラッチペダルにダブルナット
止め、踏み心地は普通。
ポジションは少し慣れが必要  12上

アングルを使ってリベット止め
マウントして確認すると、
微妙に合わないので、
左右をともに、手で絞る
カタログでリップル電流を確認

50WV10μF
  SME 65 mArms/85deg. 120Hz
  KMG 40 mArms/105deg. 120Hz・・・購入品

 63WV47μF
  SXE 215 mArms/105deg. 120Hz
  KMG 120 mArms/105deg. 120Hz・・・購入品

性能目いっぱいの設計だとは思いませんが、
交換すると、少し発熱が大きくなって、
コンデンサーの寿命は初期品より短くなる
可能性があるかも知れませんね。

内側をエポキシ止め

 でも、13年も経っているので、
やっぱり交換。基板の番号はC301,C302
ウィックでハンダ吸い取り。
アルコールでフラックスを除く
ボーナスで少し懐が暖かいので、
具合を試すべく、イリジウムMaxをGet

火花は大事ですよね
バイクは劣化が分かり易いですが、
車は低回転のせいか分かり難いです。
12中旬

これ下側の型紙を取り、
アルミ板(2枚目、計\1000)に写す
右上はステーです

 傷んでいたのは63WV47μの方でした。
左 取外し品、右 購入品
定格の半分以下の容量しかなく、
内部の電解液が、ドライアップ
している可能性も考えられました。

電極アップ画像
陽極より僅かに大きいチップが、
陰極に埋め込まれていました。

2000〜3000rpmの間の振動が消えました。
新品のせいか、イリジウムのおかげか
分かりませんが、いい感じです!

こんな感じにしたいです。
ボンネットと干渉して、ロックできないことが
判明。アングルを削り、上面を手で内側に
絞り、やっと何とかロック! 12上

50WV10μの取外し品の方は
容量減はほとんどありませんでした
12中

左イリジウム 右プラチナ
細いです、そして電極のギャップは
明らかに広いです。

プラチナの方は写真写りが悪いですが、
焼けは普通です。
陽極、陰極ともプラチナ部は金属光沢が観察できました。

必要なアルミを切り終え、
実車で、位置決め。
穴を開け、リベットで止めたり、
削れば、完成。あと少し 12中

部品を交換したCPを装着。
特に何の変化もありません。
ロングレンジの定期保守みたいな感じです。

取敢えず、完了。(^^)
12中旬

プラチナ陽極のアップです
電極に丸い光沢のある玉を多数観察
中断 全く玉のない領域がありました。(赤)
下段 プラチナの箇所以外に玉があります。

陰極には僅かな凹。
初期を見ていないので、各気筒の燃焼を
示唆しているのか、分かりませんが、
少し、状態が違いました。
12月下旬

赤い部分にスポンジを貼り、
がたつき音はおとんどなしです。

硬めの本体とステ―の接続は、
柔らか目のアルミワッシャーを自作して
挟んでます。

夏場に効果を発揮してくれると、
いいのですが。
寒い今の時期は、変化なしです。

完了。 12中旬
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